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2024.04.04

症状ブログ

運動をしている子供の腰痛の正体は腰椎分離症??

 

このブログでは

「運動している成長期のお子さんの腰痛に悩んでいる」

「子供の頃の腰痛が治らない」

という方に是非お読みいただき、

実際に起こったことを踏まえながら腰椎分離症の理解を深めていただければと思います。

腰痛に悩んでいる方への手助けや解決につながれば嬉しいです。

 「サッカーをやっている小学6年生の息子の腰痛が良くならない。。。」

先日、当院に通院されているお母様からこんなお悩みを聞きました。

詳しく話を聞いてみると、

腰痛になったからサッカー教室の先生から紹介してもらった整骨院に通っているけど

「筋肉の疲労が原因だからしょうがない、家でたくさん太もものストレッチをしてね!」

とのこと。

 

症状は特に

運動後に痛くなる腰を後ろに反らすと痛い骨盤の上に痛みを感じる

などでした。

 こちらのお話を一通りお伺いし、当院で一度診させて頂くことになりました。

 

一旦ここで皆様には腰椎分離症の理解を深めていただきましょう。

  

腰椎分離症の原因

一般的には

背中をそらす動作、ジャンプからの着地で

発症することが多いとされています。

 

腰椎分離症の特徴

腰を反らすと痛みが出る

・小学校高学年~中学生に多い

・男女比は21で男の子の方がなりやすい

・かがむ動作やひねる動作が多い競技に多い

サッカー、野球、バスケットボール、ラグビー、ハンドボール、柔道、体操など

 

先ほどの方はご来院いただいて検査をした結果は腰椎分離症の可能性が高いと判断しました。

誤診を防ぐために病院でのセカンドオピニオンも受けていただいた結果

腰椎分離症の診断が確定となりました。

 

ただの筋肉の疲労からくる腰痛ではありませんでした。

そのまま症状に気付かずに運動を続けていたらどんな症状が出ていたでしょうか?

 

 

症状は3段階に分類されます

 

■症状

・初期 腰の痛み。スポーツ直後に痛む。特に腰を後ろに反らす動作のときに強く痛む

・進行期 腰の痛みの他にお尻や太ももまで痛みが出る。腰を反らすと強く痛みが出る。ひどい場合はしびれ症状まで出る

・末期 腰、お尻、下肢の痛みとしびれ。長時間の立ち姿勢と座位、歩行時まで痛み、しびれが出る。

 

腰椎分離症で一番気を付けなければいけない点はすべり症に発展する可能性を秘めていることです。

 

すべり症になると

・背骨の周りの神経を圧迫してしびれが出る

・最悪の場合手術しなければならない

など

重症化するケースも考えられます。

 

早期に発見し、適切な処置、施術を受けることですべり症は回避できます。

 

ちなみに当院では運動に早期復帰が望める腰椎分離症の専用施術がございます。

運動をできるだけ休みたくない方にオススメです!

 ちなみにその息子さんは現在、腰の痛みなく元気にサッカーを続けています!

 

 まとめ

・【腰を後ろに反らすと痛みが出る】

・小学校高学年~中学生に多い。男の子に多い

・サッカー、野球、バスケットボールなどの競技で発症しやすい

以上3点に一つでも当てはまれば腰椎分離症を疑っても良いと思います。

特に反らす動作で痛みが出る場合は要注意です!

 

そしてこの症状は悪化するとすべり症に発展してしまう怖い症状です。

早期に発見し適切な処置をすれば必ず改善します。

お子さまの腰痛が中々良くならない方は

一度信頼できる院で診てもらうことをオススメします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

フィット鍼灸整骨院 こどもの国院 

院長 金顕秀

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