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2025.10.11

手の症状

胸郭出口症候群の症状・原因・治療ガイド|しびれ・痛みの改善法を徹底解説

腕や手のしびれ、脱力感、冷感などが続く方へ、胸郭出口症候群の原因・主な症状・診断法・セルフケア・治療法をわかりやすく解説します。

胸郭出口症候群とは? 病態・分類・基本知識

胸郭出口症候群とは、首と胸との間(胸郭出口)を通る腕の神経や血管が狭いスペースで圧迫されたり牽(けん)引されたりすることで、腕・手にさまざまな症状が現れる「症候群」の総称です。
圧迫される構造によって、主に以下のタイプに分類されることが多いです。

  • 神経性(neurogenic)型:腕神経叢(腕へ向かう神経束)が影響を受けるタイプ。胸郭出口症候群の中では最も多いとされ、約 90% を占めるという報告もあります。

  • 毛管型<静脈性>(venous)型:鎖骨下静脈が圧迫され、むくみ・うっ血などの症状が出るタイプ。

  • 血管型<動脈性>(arterial)型:鎖骨下動脈や末梢への動脈血流が障害され、冷感・蒼白・血行障害などの症状が出るタイプ。

つまり、胸郭出口症候群は「神経型 or 血管型」によって症状や訴えが異なることが多いです。

解剖学的構造と主な圧迫部位

では、なぜ圧迫が起こるのか?それは、腕神経叢や血管が通る通路に “狭いトンネル” 的な構造があり、そこが狭くなったり余計な組織があり発症するというのが主なメカニズムです。

具体的には、以下のような部位が知られています

  • 斜角筋間隙(前斜角筋と中斜角筋の間)

  • 肋鎖間隙(鎖骨と第1肋骨の間)

  • 小胸筋下 / 烏口突起近傍

これらの部位に加え、骨異常や筋線維・靭帯の過緊張・肥厚などが、これら通路をさらに狭める因子になるとも言われています。

発生しやすい年代・性別・頻度の傾向

「どのような人に起こりやすいのか?」という点も知っておきましょう。

年代は20~40代、 50代あたりで発症することが多く、性別は女性に多い傾向があると言われており、男性の約 3 倍との説もあります。

体型は首が長め・なで肩傾向の人で発症しやすく、姿勢不良や腕を高く使う動作を頻繁に行う人はリスクが高まると言われています。

外傷・スポーツ・既往歴などの誘因および他疾患との鑑別

外傷やスポーツ、過去の手術歴・既往歴なども誘因として無視できません。

たとえば、交通事故によるむち打ち、肩・鎖骨付近への打撲、スポーツでの投球動作・オーバーヘッド動作などが、筋・靭帯・骨の変位をきたし、胸郭出口部の構造を変えてしまうことがあります。
手術歴や骨折既往がある方では、癒着や骨変形が二次的に神経・血管通路を侵すケースもあり得ます。

ただし、腕のしびれ・痛みを呈する疾患は胸郭出口症候群だけではありません。頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、肘部管症候群、腕神経叢腫瘍、さらには脊髄腫瘍なども考えられます。
従って、胸郭出口症候群を疑う際には、これら他疾患との鑑別を慎重に行う視点が重要だと言われています。

(引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/thoracic_outlet_syndrome.html?utm_source=chatgpt.com)

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主な症状とセルフチェック方法

「なんか腕がピリピリする」「手が冷たく感じる」「重さを感じる」──こうした訴えは、胸郭出口症候群でよく報告されるものです。

神経が圧迫されるタイプ(神経性 TOS)では、首・肩・腕・手にしびれ・チクチク感・痛み・脱力感などが起こるとされており、これが最も典型的な症状と言われています。

一方、血管が関与するケース(静脈性・動脈性型)では、しびれや痛みに加えて、**腕や手の腫れ・むくみ、皮膚が青白くなる、冷感、色の変化(蒼白や紅潮)**などの血行異常も現れることがあります。

発症しやすい動作・姿勢

「いつも手を挙げてると痛い」「ずっと前かがみが続くとしびれが強くなる」そんな経験、ありませんか?実はこれら動作や姿勢こそ、発症を誘発したり症状を悪化させたりする典型的なきっかけと言われています。

具体的には次のような場面で症状が出やすいです

腕を上げたり広げたりする動作を続けたとき。

長時間の前かがみ姿勢(パソコン操作、デスクワーク時、スマホを覗き込む姿勢など)で首・肩周りにストレスがかかる。

肩をすくめるような姿勢、背中を丸めた姿勢、首を前に突き出すような姿勢など、骨・筋・神経の通り道を狭くする姿勢。

こうした動きや姿勢を継続することで、神経・血管が牽引され負荷がかかり、症状が表れやすくなるというわけです。

当てはまるものが多いと感じたら、受診を検討するのが良いでしょう。

(引用元:https://emedicine.medscape.com/article/96412-clinical?utm_source=chatgpt.com&form=fpf)

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診断プロセスと検査法

まずは 、どのような姿勢・動作で症状が出るか、いつから・どの程度か・増悪・軽減因子などを詳しく聞くことが重視されます。例えば「腕を挙げるとしびれが強くなる」「手が冷たく感じる状態がある」など具体的な肢位・状況を聞聞きます。

その後、鎖骨上窩や斜角筋近傍、第1肋骨付近を触れて骨の隆起・圧痛の有無を確認したり、筋力低下・感覚異常・腱反射の左右差などをチェックし、末梢神経障害や頚椎由来の問題との鑑別を図ることが多いでしょう。

加えて、誘発テストと言って、実際に痛みやしびれが出る動作をチェックし脈拍変化・血流変化などをチェックします。

補助検査(電気生理・画像診断・血管造影など)

整形外科では以下の検査も併用する場合があるでしょう。

  • 電気生理検査(筋電図/神経伝導速度検査)

  • 超音波検査

  • CT/MRI(断層画像)血管造影検査

こうして、問診・身体所見・誘発試験・補助検査を段階的に組み合わせつつ、他疾患を除外して、胸郭出口症候群の可能性があるかどうか判断していきます。

(引用元:https://medicalnote.jp/diseases/%E8%83%B8%E9%83%AD%E5%87%BA%E5%8F%A3%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4/contents/210119-002-UR?utm_source=chatgpt.com)

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治療・改善法・予防法

胸郭出口症候群の治療については、まずは保存療法(保存的管理) が基本的アプローチと言われています。
方法は様々ですが次のような例が多いでしょう。

姿勢改善・生活指導:首・肩の位置を見直したり、長時間同じ姿勢を控えるよう指導。

  • ストレッチ・可動域訓練:斜角筋・肩甲帯のストレッチ、鎖骨・肩の可動域を広げる運動などを徐々に行う。

  • 筋力トレーニング:肩甲骨周囲筋、体幹、深層筋を強化して、神経・血管の通り道を安定させる。

  • 物理療法:超音波療法・温熱療法・電気刺激療法などを併用することがあります。

  • 注射療法:整形外科では局所麻酔薬注入、ステロイド注射などの選択もあります。

これら保存的/非手術的アプローチは、初期〜中期の症例で効果を示すことが多いと言われています。

保存療法を一定期間継続しても改善傾向が見られない場合、手術適応を検討する場合もあります。

改善までにかかる期間は個人差がありますが、手術後もリハビリテーションを続ける必要があり、完全な改善までにはさらに時間を要するケースがあります。

予防法

再発防止・予防法としては、以下のようなセルフケア・日常管理が重視されます

  • 正しい姿勢保持(首・肩が前に出ないよう、背筋・肩甲骨位置を意識)

  • 定期的なストレッチ・体操:斜角筋・肩甲帯筋などをこまめに伸ばす

  • 過度な負荷をかけない運動:重い荷物を長時間持たない、腕を高く長時間使わない

  • 適度な休息・可動域変化を入れる:同じ姿勢を続けすぎないよう、こまめに動かす

  • 筋力維持・体幹強化:姿勢を支える筋肉群を鍛えることで圧迫リスクを下げる

こうした日頃のセルフケアを組み合わせることが、胸郭出口症候群の改善・再発防止にはとても大切だと言われています。

(引用元:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/thoracic_outlet_syndrome/?utm_source=chatgpt.com)

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