膝を伸ばすと痛いと悩んでいませんか? 本記事では、膝を伸ばすと痛む原因(半月板損傷・変形性膝関節症・鵞足炎など)を部位別に解説し、自宅でできるケアなどをまとめています。
膝が“伸ばせない・伸ばすと痛む”って、具体的にはどんな状態?
「膝を伸ばすと痛い」と言っても、人によって出る症状には違いがあります。
たとえば、こんなパターンがよく見られます。
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膝を完全にピンと伸ばせない
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伸ばすとき“ズキッ”と痛む
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膝の裏側に違和感やつっぱり感が出る
これらはすべて “伸ばす動作に関連する痛みや制限” のサインであって、原因や対処法も変わってくると言われています。
まずは、「いつから」「どの動作で」痛むかを整理することが大事です。
次の項目で内容に心当たりがあるか、思い出してみましょう。
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痛みの発生部位別に見る原因と傾向
膝を伸ばすと痛いと感じたとき、その痛みの 部位 にも注目すると原因がかなり絞りやすくなります。ここでは、前側・皿下・内側・裏側の4つのエリアごとに、主な原因と特徴を整理してみましょう。
前側(お皿付近)の痛み
お皿まわり、もしくはお皿と大腿骨の間で痛みを感じるケースは多く、典型的な例として 膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう) が挙げられています。
年齢は中高年層(40〜60代あたり)で見られることが多く、長年の使用での軟骨摩耗の影響が指摘されています。
また、 膝蓋腱炎が若年~中年アスリートに起こることもあります。特にジャンプや蹴り込み動作の繰り返しによって、お皿の下の腱が炎症を起こしやすくなる傾向があります。
さらに、 滑液包炎も前側の痛みを招くことがあると言われています。お皿の上・下にある滑液包(クッション役の袋状組織)がこすれたり圧迫されたりして炎症が起こるというものです。
【特徴まとめ(前側)】
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痛み:お皿の周辺、押したときの圧痛あり
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増悪場面:階段昇降・正座・立ち上がり時
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誘因例:スポーツ・ジャンプ運動・長時間の立ち仕事
膝の皿下(膝蓋下脂肪体炎)
お皿のすぐ下あたり、すなわち 膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)が炎症を起こすと痛みを感じることがあります。これは “脂肪パッド” にあたる組織で、膝の屈伸時に挟まれやすい部位です。
年齢層は比較的広く、スポーツをする若年層~中年層にも起こり得ると言われています。誘因としては、膝を過度に使う動作(屈伸反復、過負荷な膝伸展など)や、筋バランスの崩れなどが挙げられています。
特徴としては、膝を “伸ばす途中” や “最後の部分” でズキっと痛む、またはお皿の下側に “つっぱり感” を感じるといったケースが典型です。
内側の痛み:半月板損傷・鵞足炎・変形性膝関節症など
膝の内側に痛みを感じる場合、代表的な原因は以下のものが考えられています。
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半月板損傷:特にねじり運動や着地の衝撃でひねられたときに発症しやすく、30〜50代でも見られる疾患と言われています。断裂や摩耗が進むと、伸ばす/曲げる動作で“引っかかり感”・“ロッキング”を伴うことがあります。
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鵞足炎:鵞足と呼ばれる腱群(縫工筋・薄筋・半腱様筋など)が膝の内側下部に付着する部分が炎症を起こすものです。ジョギングや長距離歩行、急激な歩行量の増加などで発症しやすいとされています。
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変形性膝関節症(内側型):O脚傾向のある人では、膝の内側軟骨がすり減ってくることで内側に痛みが出やすくなります。年齢は中高年(50代以降)に多めとされています。膝異常として、まずこわばりや違和感、そして立ち上がり・階段昇降時の痛みが増えるケースが多いと言われています。
【特徴(内側)】
裏側(後側)の痛み:ハムストリングス・ベーカー嚢腫など
膝の裏側、後面に違和感や痛みを感じる場合もあり、以下が主な疑いどころです。
特徴としては、伸ばす動作の最後の部分で裏側がつっぱる・“ツーン”とする感じ・膝裏に違和感が残ることなどがあります。
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膝が痛いときにまず確認すべきこと
可動域と痛みの種類をチェックしてみよう
伸展角度の違いを確認する
仰向けに寝て、両脚をまっすぐ伸ばしてみてください。
片脚だけ「少し浮く」「ピンと伸ばせない」と感じたら、伸展制限 が出ている可能性があります。
また、伸ばす角度の途中で痛みが出るのか、それとも伸ばしきった瞬間に痛いのかを観察するのもポイントです。
こうした角度差は、筋肉や関節包、半月板のトラブルに関連していることもあると言われています。
安静時痛か、動作時痛かを見分ける
「何もしていないのに痛い」場合は、炎症が強く出ているケースが多く、「動かしたときだけ痛い」場合は筋肉や腱の緊張・損傷が関係していることがあると考えられています。
例えば、立ち上がる瞬間にズキッと痛むなら膝前面の筋や腱、正座後に伸ばしたときに痛むなら関節内部の圧迫など、痛みの出方で原因の見当がつくこともあります。
痛みの経過と原因の心当たりを整理する
「気づいたら痛くなっていた」「数週間前から違和感がある」など、痛みの期間を記録しておくのは大切です。
急性痛なのか慢性痛なのかで、考えられる原因が変わってくるためです。
また、「転んだ」「急に走った」「長時間しゃがんだ」など、心当たりがある場合は必ずメモしておきましょう。
来院時にこの情報を伝えることで、診断の参考になるでしょう。
しびれ・麻痺を伴う場合は要注意
膝痛の中には、単なる関節や筋肉の問題ではなく、神経系の影響 が関与することもあると言われています。
特に、痛みが急激に強くなったり、足先にしびれ・感覚の鈍さ・力が入りづらいなどの症状を伴うときは、できるだけ早めに専門機関へ相談することがすすめられています。
また、痛みを我慢して長期間放置すると、関節や筋肉のバランスが崩れ、結果的に改善まで時間がかかることもあります。
「たかが膝の痛み」と軽視せず、早めのチェックと相談が安心です。
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痛みが強いときの応急処置とセルフケアの基本
まず痛みが強く出ているときは、無理をせず応急処置をすることが大切です。
一般的には RICE処置(Rest=安静、Ice=冷却、Compression=圧迫、Elevation=挙上) が使われることが多いと言われています。
例えば、痛む膝をなるべく使わず休ませる、膝周囲に氷や冷湿布を当てる、包帯などで軽く圧迫する、脚を少し高く上げる(クッションなどを下に置く)などが該当します。
原因別ストレッチ例と筋力強化
前側痛に効く大腿四頭筋ストレッチ
膝の前側に痛みを感じやすい方は、太ももの前側にある 大腿四頭筋 をゆるめるストレッチが有効とされています。この筋肉は、膝を支える主要な筋肉として重要視されています。具体的には、立った状態で片脚を曲げ、かかとをお尻に近づけるよう軽く引くストレッチなどがあります。
裏側痛に効くハムストリングストレッチ
膝の裏側や裏側付近に違和感がある場合は、ハムストリングス(太ももの裏側筋肉) のストレッチが有効とされています。
椅子の上に片脚を伸ばして、つま先を天井に向けゆっくり前屈する方法などが、比較的取り組みやすい方法として知られています。
筋力強化:膝周囲を支える筋肉を鍛える
ストレッチと併せて、筋力を強めておくことも重要です。特に 大腿四頭筋・内側広筋・股関節周囲筋 に注目するとよいと言われています。これらの筋肉がしっかり働くと、膝にかかる負荷を分散し、伸ばすときの痛みを軽くする補助になると言われています。
筋トレ例としては、膝をまっすぐ伸ばすレッグエクステンション系(軽い強度で)、膝を曲げずに支える壁スクワットや中腰姿勢保持などが考えられます。ただし、痛みが強いときは最初から負荷をかけすぎないことが鉄則です。
歩き方・姿勢・体重コントロール・靴選び
痛みの再発を防ぐには、日常の動き方・姿勢の見直しも欠かせません。
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歩くときは膝を真っすぐ使うよう意識して、無駄な捻じれを避ける
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姿勢が崩れて骨格にゆがみがあると、膝負担が増えることもあるため、立ち姿勢や座り姿勢を整える
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体重が増えると膝にかかる負荷も増えるので、適正体重を維持する
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靴もクッション性やアーチ補正機能のあるものを選ぶと、足元〜膝への衝撃を緩和できる可能性があります
ストレッチ・トレーニング時の注意点
ストレッチや筋トレを行う際には、無理しすぎないこと、痛みが出たらすぐ中止すること、動きをゆっくり丁寧に行うことが基本です。
特に痛みが出る箇所を無理に引き伸ばそうとすると逆効果になることもあり、筋肉・腱・関節を痛めてしまうリスクが高まる可能性があります。
また、毎日の継続が重要ですが、過度な反復や強度アップを急ぐと負荷オーバーになりかねません。症状の変化を観察しながら進めるのが安全と言われています。
(引用元:https://www.healthcare.omron.co.jp/pain-with/knee-pain/stretch/?utm_source=chatgpt.com)
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