生理痛にお悩みの方

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2023/09/15 [Topics, ブログ, 聖蹟桜ヶ丘院ブログ]

鍼灸の特性でしょうか？
生理痛のお悩みをたくさん受ける事があります。

今回は生理痛についてお話しさせて頂きます。

生理痛に悩まされている患者様すごく多いです！
皆さん当然のように生理痛があるというのですが、ここは鍼灸師としてあえて恐れず言わせて頂きます！！

本来は生理の時には痛みで寝込むような、鎮痛剤を飲まないと日常生活に支障が出てしまう事はありません。
ストレスや身体の冷え、運動不足、不規則な生活リズムなどの原因の他にも、器質的疾患があるなどでどうしても生理時に激しい痛みを伴う方もいらっしゃいますが、本来はそこまで強く痛みを伴うものではないのです。
痛みはなかったとしても生理自体は身体にすごく負担がかかる現象です。

ですからこの期間は身体を労わって生活する事がすごく重要です。

では、どのように過ごすのが1番良いのでしょうか！？

それは

「何もせずだらだら過ごす！！」です。

痛みはなかったとしても必ず出血はしています、当然貧血、もしくは貧血っぽくなる方もいるでしょう。
ホルモンのバランスも崩れています。
そんな中で動かなくてはいけないのはかなり大変です。
だからこの時期はゆっくりして身体を休ませて過ごす事がとても大切ですが実際には仕事に家事に育児など忙しく動いている為に休んでいるヒマがありません。

また、生理はデトックスでもあります。
不要なものを外に出すのと同時に身体を作り直す絶好の機会なのです。
だからこそしっかりと身体を休めて、あまり動かず、身体を温め、循環を良くし、しっかりと睡眠を取る事が理想です。
しかし、今の世の中それがなかなか出来ないのが現状です。
しっかりと身体を休められないと、一定の期間で生理が終わらずに短くなったり、逆に長くなったりしてリズムが崩れてしまい自分で立て直すのに時間がかかります。

突然ですがちょっと寄り道
「自律神経」「免疫機能」「ホルモン」の関係性について少しお話しさせて下さい。
先程も述べたようにホルモンの影響も大きく関わっています。
実はこの「ホルモン」は「自律神経」「免疫機能」とすごく仲良しでお互いがお互いを助け合い協力しながら働いてくれています。
なので「自律神経」が乱れていても「ホルモン」の出が悪くなるし、「免疫機能」が低下していても「ホルモン」の出は悪くなります。
もちろんなにかしらの原因で「ホルモン」の出が悪くなれば「自律神経」も「免疫機能」も働きが悪くなります。
何度も出していますが鍼灸は「自律神経」にも「免疫機能」にも深く関与しているので結果ホルモンにも良い影響を与えてくれます。なので生理痛には鍼灸治療が大変有効です。

生理痛の直接的な1番の原因は身体冷えだと考えています。
身体、特にお腹が冷えると血液循環は悪くなります。子宮も筋肉ですので冷えると硬くなります。
想像してみましょう。
固まった筋肉は動きが悪いですし、押されれば痛いですよね。
柔らかい方が痛くないのです、これは子宮でも同じ事が言えて生理痛の原因の1つになります。
鍼灸治療を行う事によって自律神経の正常化につながり副交感神経優位になります。副交感神経優位になれば内臓及び子宮内の血液量がアップします。
身体も同時に温まり血液循環が良くなり、子宮内の壁も柔らかくなるので剝がれやすく、排泄がスムーズになります。
自律神経に絡めてもう1つ。
子宮は骨盤の中にある臓器なので「骨盤内臓器」と言われます。
この骨盤内臓器は背骨の下、骨盤の位置から出る神経と深く関与しています。
この位置からの神経は自律神経でいうと副交感神経に分類されます。
ということは鍼灸治療を行う事によって副交感神経が優位になるので子宮は活性化していくという事になります。
また、同時に免疫機能は活性化されます。
そうするとホルモンの出も良くなるので次回以降の生理に向けて身体がきちんと準備してくれます。
きちんと準備してくれれば周期も安定してくれますので自律神経のバランスも安定していきます。

1回ですべてがうまくいく。
という事はなかなか難しいと思いますが治療を続けていけば良くなっていきます。
また、個人的には婦人科の先生にも何か月かに一度は診て頂きチェックしてもらう事も同時にオススメしています。
どちらか一方に限らず双方の力を借りて治療していく事が良いと考えています。
生理痛でお悩みの方、一度ご相談下さい。

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